2017年06月24日

■□■今日の美術館■□■ヤオコー川越美術館


埼玉県川越市にあります
ヤオコー川越美術館 
三栖右嗣(みす・ゆうじ)記念館

埼玉県小川町で創業のスーパーマーケット
ヤオコー(八百幸)。

会長であり、美術館館長である川野幸夫氏の
お母様が、洋画家・三栖右嗣氏の絵を
一枚買い求めたことから収集が始まりました。

ヤオコー創業120年を記念し
作られた美術館。

川越といえば
小江戸、蔵の街というフレーズで
知られていますが

美術館自体は
無理に蔵の街を意識することなく
コンクリートでできた無機質な
建物と空間でできています。

蔵の重厚さとは対象的な
軽やかさが魅力です。

展示室も2つだけの小さな美術館ながら
照明の工夫で別の表情を持ち、

カフェやショップへの導線も
自然で、順路通りに行ってもいいし、
好きなように逆回りしてもいいし、

順路を押し付けない雰囲気も
開放感があります。


現在は9/10(日)まで
「三栖右嗣 旅の記憶」が開催中。
スペインを中心に、イタリア、フランスの
風景が展示。

1972年にアメリカにアンドリュー・ワイエスを
訪ねた頃の作品は作風が変わり
ワイエスの影響力が伺えますね。


美術館と展覧会の詳細は
コメント欄のリンクより
どうぞ。

ヤオコー川越美術館:
http://www.yaoko-net.com/museum/

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posted by ひまわり at 07:00| 東京 ☁| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月11日

第49回美術館へ行きましょう@損保ジャパン日本興亜美術館

2013年4月より始めました
少人数で美術館を楽しむ会
「美術館へ行きましょう」

今まではFacebookでのみ
記事を投稿しておりましたが
アーカイブとして、またブログに
来ていただいた方にも
美術館を楽しむヒントになればと

遅ればせながら第37回から
アップさせていただくことにしました。

どうぞ宜しくお願いします。



少人数で美術館を楽しむ会、
第49回美術館へ行きましょう
@損保ジャパン日本興亜美術館

フランスはシャンパーニュ地方の
都市、ランス美術館所蔵の作品展。
「ランス美術館展」へ行って参りました。

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シャンパンで財を得た名士による
コレクションと共に

藤田嗣治が晩年に手掛け、
自らもそこに眠る「フジタ礼拝堂」関連の
素描や壁画(写真パネル)を見た一同、

「現地に行って見たいね〜」と
あらたな夢もできました。

そして私を含めて3名が
「見ていて睡魔が襲ってきた」と告白(^^;)
眠気に耐えながら鑑賞をしていたことが発覚し、
単に前日の睡眠不足で片付けられず

作品が創りだす展示室の雰囲気が
優雅過ぎたのでは?とか

過激な作品が無かったので
穏やかな雰囲気で単調になり
眠くなったのでは?などと
マジメな談義になりました。

美術館へ行くと、どんなことでも
「考える」ことを自然とするように
なるんですよね。

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では参加者の方の感想をどうぞ。

●本日のイベント全体で印象に残ったことは?

・お金持ちのお宅の応接間に飾ってあるような
おだやかな絵が多く、ゆったりした気分になりました。

・シャンパンで財を成した方々の収集した作品たちは
みな上品で、優雅で、鑑賞しているうちにしばし時を
忘れてしまいました。
不思議なエネルギーで眠くなってしまいました。

・高いところにある天空の美術館でした。
レオナール・フジタさんの作品を幅広く鑑賞できました。
シャンパーニュ地方のランスの場所を覚えられました。

・レオナール・藤田の後期の作品をまとめて見ることができて
初期の作品との違いが印象に残った。

・展覧会全体として、フランスの15世紀から19世紀にかけての
絵画の進化の流れがコンパクトにまとまっていて分かりやすかった。

・普段1人で美術鑑賞するのですが、いろいろな人のお話を聞いた方が
作品に対する印象が強くなると思いました。

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●「損保ジャパン日本興亜美術館」にどんな印象を
持ちましたか?

・他の収蔵品ももう少し多めに見せてもらえるとうれしい。
新しい美術館に期待します!

・初めて来ましたが、アクセスもよく観やすい美術館だと
思いました。

・観客も少なく鑑賞しやすい
・企画展も特長があってよい
・新しい美術館にも期待します

・早くリニューアルオープンして欲しいですね!

・小さな子供たちにもアートの素晴らしさを伝える
 活動をしていらっしゃる館長さんの様々なアイディアに
 感動しました。

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ランチは天空のレストランで
高層階からの景色を眺めながら
美味しくいただきました。

ミニセミナーではこちらの美術館が
2020年に新しく生まれ変わる
ということをメインメニューに。

もう工事が始まっていますが
現在のビルのすぐ横に地上6階地下1階の
美術館が建つ予定なのです。

展示スペースがもし広くなれば
感想にもありましたが
「他の収蔵品ももう少し多めに
見せて欲しい」が叶うかもしれませんね。

私も新しい美術館に期待します!(^^)


〜編集後記〜

こちらの美術館の
個性的な取り組みを知るなら
この一冊。

7代目館長の小口弘史氏の
著書「月曜美術館」




美術館が休館日の月曜日に
区内の小中学生を中心に美術館に
来てもらい、
ボランティアの方がファシリテーターとなり
「対話型鑑賞」を行っているのです。

小口氏が館長に就任してから
この制度を作り上げ、軌道にのせ、
他の地域にも取り組みが拡がっていく
一連の様子が書かれています。

鑑賞者を育てる活動だけでなく
FACE 損保ジャパン日本興亜美術賞という
公募コンクールも主宰しており、
作家を育てる活動もおこなっています。

創り手と鑑賞者
美術館にとっての主役、
もしくは美術館によってお互いが繋がる。

両者を育てることにより
「美術館も育つ」と考えていることが
伺える活動ですね。



次回以降は下記の予定で開催します。

第50回 7/9(日)・7/22(土)戸栗美術館(渋谷)
「17世紀の古伊万里」

第51回 8/13(日) 国立西洋美術館(上野公園)
「アルチンボルト展」


お問い合わせはこちらまでお願い致します
美術館コンシェルジュ・牧野真理子
colorful.triplem@gmail.com

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posted by ひまわり at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | イベントアーカイブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月05日

■□■今日の美術館■□■ 久保田一竹美術館

山梨県河口湖町にあります
久保田一竹美術館

1994年開館。

1917年東京生まれの染色工芸家、
久保田一竹(くぼた・いっちく)が
生涯をかけて研究・復興に取り組んだ
「辻が花」の技法による着物の展示を
主な目的とした美術館です。

辻が花の完全な復刻は難しいと断念
一竹辻が花を完成。

インド、アフリカ、東南アジアなどの
インテリア用品、アンティークや

古城に使われていた石門、
鉄でできた造形作品などが
館内だけでなく、

せせらぎや木立のある林の
美術館が建つ敷地全体に配され
独特な世界を作り出しています。

自然と太古の原始、ふたつの強烈な
エネルギーと

辻が花の繊細で妖艶にすら見える
美しさ、

それらが混ざり合い、圧倒されます。

霊峰・富士のふもとにあるのが
ぴったり



現在は9/25(月)まで
富士山展と題して
富士山がモチーフの作品が
展示されています。

あと一ヶ月もすると富士山も山開き。

リアル富士山と染の技法による富士山と
それぞれの美しさを堪能しましょう。


美術館と展覧会の詳細は
下記リンクよりどうぞ。

久保田一竹美術館:
http://www.itchiku-museum.com/museum/map.html


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posted by ひまわり at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | 山梨県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする